人気ジュブナイル小説作家デイヴィッド・レヴィサンのベストセラー本が原作の新作映画「Every Day(原題)」の予告編が公開された。
「Every Day」はリアノンという女子高生が主人公のラブストーリー。リアノンが恋に落ちる相手は、毎日、異なるティーンとして目覚めて1日を過ごすというジェンダーレスな魂「A」。リアノンは毎日、別の人に憑依するAと恋愛関係を結ぶことになる。米ティーン・ヴォーグは「タイムトラベルやスペーストラベル、死人やヴァンパイアとの恋愛映画はこれまでにもいくつか制作されてきたが、毎日異なる人間に憑依する魂と恋愛するという映画はこれまでなかった」と紹介している。
公開された予告編では、「A」が毎朝起きると別の人間になっている、という告白に戸惑うリアノンの姿が。2人が戸惑い、イラだちながらも恋に落ちていく過程、繊細な心の変化などが美しく描かれている。リアノン役には「スパイダーマン:ホームカミング」に出演していたアンガーリー・ライス、リアノンの姉には米ディズニー・チャンネルの人気青春ドラマ「ジェシー!」で主人公を演じたデビー・ライアン、他にも「ゲットダウン」のジャスティス・スミスら個性的な若手役者たちが出演する。
米ティーン・ヴォーグから「毎回、別の役者と恋人役を演じることは大変だったのではないか」と質問されたアンガーリー・ライスは、「リアノンと同じようにしたの。外見ではなく魂と恋をする女性を演じたのよ。外見は毎日違っていても、魂は同じでしょ」と言い、さほど難しくなかったと説明。「でも、毎回違う役者に“はじめまして。じゃ、親密なシーン、やりましょうか”って言うのは気まずかったけど!」「でもみんなすばらしい役者ばかりで、みんなが一つの魂を見事に演じたから、リアノン役を演じるのは全然、難しくなかったのよ」とも明かした。
アンガーリーは「1作品の中で、15人の役者が1つの魂を演じる。これまでなかった新感覚の作品だわ」とも述べ、「外見、性別、人種関係なく、一つの魂を愛し続けるというのはある意味究極のラブロマンス。ソールメイトの物語なのよね」と熱く語った。
「Every Day」は、2018年2月23日に全米公開される予定。